ファミラボ高校生&大学生(毎週月曜日の夜更新)

高校生の進路支援と大学生の就活支援のページです

今の時期の3つ

今回は時期的に話しておくべき事を伝えます。

ひとつ目。高3生は共通テスト模試に取り組むことが多い時期になりました。
先週の土曜日にひとり受けています。
模試の中でも大事な模試のひとつが共通テスト模試です。
様々な模試がありますが、共通テスト模試は本番と同一の形で実施されます。センター試験に比べると共通テストは難化の傾向が明確になってきていますが、初見の問題への対応力を問われることをのぞくと、良問だと言えます。数学は来年も今春に匹敵する難易度は維持されると断言できますので、それに備えた対策はしていかないといけません。
共通テスト模試は自分の力を判断するのにはとてもよい模試です。

二つ目。先週、どのくらい勉強すればよいですか?という質問を高校生から受けましたが、本物の受験生、本気の受験生であれば、睡眠時間、食事、入浴などの生活に必要な時間をのぞいた時間はすべて受験勉強に使って下さいと答えました。何時間やったらいいだろう?、という発想は捨てないといけない時期になりました。合格するまで必死に取り組む以外にありません。
注意しないといけないのは、健康と気持ちの管理です。
いつも元気で本気の学習時間になるように自分自身をうまくコントロールしないといけません。
コントロールする時の作法としては、つらいなとか、ちょっと体がヒーヒー言っているという時はやらねばならなくても、休むことも大事です。不安でも休むべきです。
健康と生活習慣に気をつけながら、量を追究しましょう。

三つ目。質です。受験勉強は量より質が大事ですが、志望校を下げず、時には上げていって合格する人は想像を絶する量をしている人が多いというのも事実です。最初は量がこなせるように自分をかりたてることが必用です。とことん量をする過程の中で、質の形を作っていきます。
量もしていないのに、質だけ追究しようとするのは、うまくいかないことが多いです。あくまでもまずは量を追究してください。その中で質を追究するからこそ、手が届かなかったはずのところにも合格できるものです。
今の時期は英語と数学を重視してください。志望先によっては数学はいらないという場合もあるかと思いますが、基本は英数の時間重視です。ただし、国理社と時事・教養にも一定レベルの手を出して下さい。国語であれば論説文はコツコツと取り組んで下さい。日本語の論説文が読み取れないのに、英語の長文が読み取れるはずがありません。社会的なテーマの知識も大事です。社会に目が向いていないのに、この種の題材の長文の英語は読み解くことは難しいと言えます。
受験勉強はまず量をというのは、やるべき事がたくさんありすぎるからということもあります。まず量を追究し、その過程の中で質もよくなっていくという形をぜひめざしてください。

今年は残り30週間です。
まだまだ長期間の鍛錬が続きますが、高3生は力の限り、前を向いて取り組みましょう。