今回は数学の学習がテーマです。
数学は現在の自分のレベルがどこにいるかでやるべきことが違ってきます。
偏差値で物事を語るのは好きではないのですが、わかりやすいので偏差値でレベル分けをします。
レベル1は偏差値35
レベル2は偏差値45
レベル3は偏差値55
レベル4は偏差値60
と思って下さい。
通信添削教材をしている受験生が多くこのページを読んでいますが、この場合は躊躇なく通信添削にのめり込んで下さい。但し、目的に応じて参考書や問題集を併用するのは鉄則です。そういう意味でも、以下は併用するのならこれですよという意識で読んでください。なお、教室に来ている人には、これをしなさいと言って渡している教材がありますが、志望大学や目標、今の状況から総合的に判断して、これをするのがベストだというものを選定していますので、下記には出てこないことが多いです。性格も含めて、これが最適だよということで毎回数時間、神保町の三省堂書店で最新版を確かめて選んでいますので、間違いはありません。あとはやるかやらないかです。
レベル1はそもそも計算が正しくできないという状況ということが多いものです。状況によっては小中学生用の計算ドリルをするべきですが、高校生はプライドもあるので「合格る計算 数学I・A・II・B」という市販の書籍がよいです。
高3生はこれを1ヶ月以内で1回仕上げて下さい。
レベル2はとにかく薄くて見るからに簡単という雰囲気が漂っていて、一気に仕上げてくださいねという雰囲気を漂わせている1冊を手に取って一気に1ヶ月で仕上げて下さい。例として「高校の数学I・Aが1冊でしっかりわかる本」というのを上げておきますが、参考書が大量に置いてある書店に行き、表紙を表にして平積みになっているものの中から選択するとよいでしょう。
レベル3はどっしりとした書籍に取り組みながら、演習量を増やしていく段階です。今年の春、教室から国立大学医学部医学科に合格した女子には徹底的に青チャートに取り組ませてしました。青チャートは高校で指定して渡している場合もありますので、この場合は迷わず青チャートをしてください。青チャート以外だとFocus Goldや4STEPなどが指定されて渡されている場合がありますので、まよわずそれに取り組んで下さい。但し、高校によって解答解説を渡さない場合がありますので、その場合は青チャートも用意してください。
基本的に問題を読み込む→3分考える→解けそうもない場合は解答解説を読み込む→翌日何も見ずに解いてみる→解けたらOK。ということを繰り返して下さい。解答解説を読んでもわからないことが多いという時は、教材が合っていませんので、違うものを選択しましょう。
数学が苦手ということを言う人がたくさんいますが、これは勘違いです。
根気よく、論理的に解説を読み取り、それをノートに再現しながら他の人に説明できるレベルにするかしないかだけです。
努力が積み上がる典型的な教科が数学です。時間と学習量の勝負ですので、負けそうになるとやっぱり数学が苦手なんだと思ってしまいがちになりますが、何度も言いますが、それは勘違いです。数学こそ努力が報われる教科です。自分にあった問題が載っている教材を選択すればいいだけです。
レベル4になると、志望大学によって選択肢が違います。教室の受付のところに所狭しと教材が並んでいますが、基本的に今春の医学部志願者のために最適なものをそろえてきた軌跡です。一人ひとりにとって違うので安易にここでこれですというのを取り上げるのはいかがなものかと思いますので、数学はこれで終了にします。
自分はどうしたらよいのかという場合は教室へ問い合わせをしてきてください。
あなたはレベルはいくつでしょう。通信添削はきちんとこなしていればレベルは3以上になっているのが普通ですので、教室に通ってきていてレベル3以上になっていない場合は真剣に反省をしてくださいね。