ファミラボ高校生&大学生(毎週月曜日の夜更新)

高校生の進路支援と大学生の就活支援のページです

セミナー日程と共通テストの正しい見方

セミナー日程ですが、第3の日程として個別日程を用意することにしました。
メインとサブ日程は変更ありませんが、追加で個別日程を準備します。

■メイン日程
第3回 高1・高2進路研究セミナー
3月12日(土)20時スタート

■サブ日程(予備日)
3月19日(土)20時スタート

全員に3月12日に参加してほしいのですが、もし12日は無理だけれど、19日であれば参加可能という方は19日に来て下さい。
追加というのは、そもそも土曜日の20時というのは無理ですという連絡が入ってきたためです。

■個別日程
3月15日(火)以降で希望する日時を第1~第3希望まで出していただく形です。できるだけコーチを同席させた形にしたいので、第3希望までお願いします。

卒業生の方には、今、発送準備をしていますので、到着まで少しお待ちください。

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さて、今回は今までの話の流れから脱線して、先月に実施された共通テストについての話題にします。

大学入試センターから平均点が発表されています。現在の高1、高2生はもう受験生という意識でいないといけませんので、平均点は確認しておいてください。
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00040998.pdf&n=%E5%88%A5%E6%B7%BB%EF%BC%91_%E5%A0%B1%E9%81%93%E7%99%BA%E8%A1%A8_%E5%AE%9F%E6%96%BD%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81.pdf

数学IA(37・96点)
生物(48・81点)
日本史B(52・81点)
生物基礎(23・90点)
化学(47・63点)
などはセンター試験時代を通じて、過去最低点でした。

多方面から今回の共通テストの中身については批判がでると思いますが、文部科学省の威信をかけた大学入試改革の一環の結果で今回の内容になっているので、来年だけでなく、あと2年間は現状維持になると思います。
3年後には新課程初年度がやってきますので、ここで見直しが行われると思いますが、今の流れは恐らく強化されると思います。

6年ぐらい前から定員厳格化の影響が始まり、
昨年から学校推薦型、総合選抜型、一般選抜型と名称が一新され、
学校推薦型、総合選抜型も学力がなければ合格できなくなり、
共通テスト初年度は文系ではなく理系に軸足を移す兆しが見られ、
今年の共通テストの数学の難易度上昇、
3年後の共通テストでの情報の必修化、
・・・・・
まだいろいろとありますが、理系の人財の強化を意図していると思ってよいと思います。国はあきらかに理系を重視した教育政策にシフトしています。

だからと言って、今年の共通テストでは理系に強い受験生が勝利をつかもうとしていたかというと、逆です。数学IAの37・96点という平均や得点分布の状況から見ていても、理系の科目では差がつきにくくなっていたという結果になっています。理系の受験生でも、勝利をつかみやすくなるのは、英語、国語、社会の力をつけていた人です。
大逆転があちこちで起こり、
目標70~80%を目標にしていた受験生が総崩れ状態で目標から10%低下、
という現象が今年はあちこちで起きているはずです。
大学受験は情報戦であり、戦略・戦術の勝負で結果が大きく変わるというのが今年は特に色強く出ています。
そして最大の武器は心の強さです。
今年共通テストを受験した教室の受験生によると数学の終了後悲壮感漂う空気であふれ、泣いている受験生もいたそうです。自分に起きていることは、他の人にも起きていると、冷静に考えられるかがポイントです。理系の受験生は数学のあとは理科でした。数学終了後に平常心を取り戻せたかどうかもポイントでした。

ピンチはチャンスだという言葉がとてもよくあてはまる今年の共通テストだったのです。

くわしい話を3月のセミナーでも取り上げますので、楽しみにしていてください。