1月15日と16日に令和4年度の共通テストが実施されました。
試験前に
・想定外のことは必ず起きる
・でも受験生全員は同じ条件なので落ち着くことが大切
・試験会場で友達と遭遇しても試験結果については話をしない
・1日目が終わった時には自己採点はせず、2日目の準備をする
・2回目の実施で難易度が上昇する可能性があるが、その時はみんな一緒
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いろいろな話をして高3の受験生を送り出しましたが、1日目には東大の会場で高校2年生による傷害事件が発生しました。1日目の夜には津波警報が出され、結果的に津波とは発生のメカニズムとは違うものでしたが、気持ちを乱す事柄が立て続けに発生しました。
今回は想定外のことが本当にいろいろ発生しました。
1月21日に大学入試センターが発生した2回目の中間集計によると、数学IAの平均点は37.96点でした。三角形と線分の比に関する平面図形の問題。重心の性質、メネラウスの定理、方べきの定理を状況に応じて使い分ける力など暗記型で学んできた高校生では太刀打ちできず、理解し、考えながら学ぶという姿勢で取り組んできた高校生でないと戦うのが難しかったと思います。
数学IA、数学I、日本史B、生物基礎、化学、生物、フランス語の7科目が、センター試験の時代から含めて、過去最低点を下回っていました。
国公立大学を志望する場合、国語、数学IA、数学IIB、英語の3教科は理系も文系も受験することになるのがほとんどですが、これらの合計平均点は前年よりも30点以上ダウンしています。
今回は科目に関係なく、スピードと正確さと読解力が強く求められた出題になっています。
教室に通っている高3生は共通テスト終了直後から個別試験に向けた赤本中心の学習に切り替えて前を向いています。必ず結果を出してくれるものと思っています。