ファミラボ高校生&大学生(毎週月曜日の夜更新)

高校生の進路支援と大学生の就活支援のページです

高校生のステップ2の続き

高校生の皆さんには自分はどうなったら「幸せ」かをていねいに考えてほしいと思います。
あなたにとっての「幸せ」は何かということを時々、自問自答して下さい。

先日訪問した高校でも在校生に聞いてみました。
いわゆる難関大学を目指せ、目指せという進学校だったせいなのか大学合格をあげる人が多かったのですが、これ以外だと、お金持ちになること、幸せなパートナと出会う事・・・という答えが出てきました。

高校生の目標は大学合格で終わってはいけません。
大学合格はあくまでも通過点にして下さい。
目標によっては大学合格は通過点にならないこともあるはずです。
一方で、お金だとか、幸せなパートナーは外的な要因と言うことができます。
外的な要因はやっかいな存在です。こういったものと自分の幸せを結びつけるのではなく、自分の幸せは自分の内面や成長にあるものだと意識してみてください。

ここで自分の幸せ力を左右するのが、「決断力」です。
これからは過去のやり方はまったく通用しない時代であり、世界です。決まり切った流れもありません。油断すれば、不幸せのど真ん中にいるということが誰にでもおきます。保護者の方が助けてくれるとしても限度があります。「答えのない世界」の中を生きていかねばなりません。
幸せな状況の中に自分を置くためには、決断力が必要です。
昨日は日曜日でした。日曜日には「何を着るか?」という日常的な決断をまずしたと思います。日常では、あらゆる場面で「何を優先して進めていくか」ということも考えて生活していますね。毎日、楽しく過ごすには、毎日、「決める」ことを絶えずしているということです。

これを読んでいる大多数の高校生は大学受験をすると思います。そうではなく、プロの道を目指すため、大学ではない道に進む人います。
いずれにしろ「答え」は誰も教えてくれません。正確に言うと、「答えのない世界」では「正しい決断」は自分で情報を探し、自分で考え、自分で決めていく力を高めていくのが正しい進み方です。

小さな決断を毎日しながら私たちは生きています。決断なんてしていないという高校生がいたとしたら、それはとてつもなくまずいと思って下さい。
自分で決めていることがあるはずです。
よく自分の日々をふり返ってみて下さい。
小さな決断をしていると自覚した生活をしていると、自分の決断に迷いがなくなっていきます。こうやって決断力を使っているということを意識すると自分に自信が生まれていくものです。身近なことでも「決断」を意識する生活を心がけて下さい。着る服を自分で選ぶというのは典型的な決断です。びっくりするくらい小さなささいな決断をして人は生きています。この小さな決断を意識しましょう。大きな決断力につながります。
決断力がないと、行動に移るのが遅く、人の意見に左右され、責任転換をするという、後で考えると恐ろしいことになります。
決断力を意識し、伸ばしていくことができていくと、世の中の変化に柔軟に対応ができ、チャンスをつかみやすくなります。

一方で知識や知恵を増やしていきましょう。自分の中に軸を持つための知識や知恵が大事です。成績をあげるための知識や知恵だけでなく、世の中の動き、未来を考えるための知識や知恵を増やして下さい。大学受験を考えていくと自分のミライの姿を描かなくてはいけないので、知識や知恵を増やすということにつながります。
では、次回に続きます。