ステップ1とその続きでは、大学卒業後の自分を考えてきました。
主に将来の職業という視点で大学進学を考えてきました。
今回は職業ではない観点で考えたいという人のためのお話です。
主に2種類があります。
(1)学問追究型
(2)ブランド志向型
それではひとつずつ見ていきます。
(1)学問追究型
私は○○に興味があるので、○○学部の○○科に行きたいという考え方です。
とにかくやってみたい学問があるという人です。
とことん学びたいという純粋な気持ちを持っていますので、特定の学部、学科を目指すことになります。大学卒業後の進路については、その学問を活かしたいという気持ちが強いので、大学に入ってからも進路探究が続きます。卒業後の進路は明確な答えが見つからないまま入学するということも多くなる傾向があります。
親の立場で言うと、その学問で将来はどんな仕事に就くのか、その学問は卒業後に役に立つのかという不安がいっぱいになることがあります。子供としてはこの部分は答えを持った上で進学するようにしてください。親に心配はかけないのは鉄則です。
同じ名前の学科でも大学によって卒業後の進路は驚くほどに違うものですので、必ず志望大学別の卒業後の進路、取得できる資格などは丹念に調べて下さい。さらに自分がイメージしている学問が同じ名前の学科でも中身はかなり異なります。
その大学で学ぶことができる内容、その大学の進路はどうなっているかということを十分に調査しつくすことが必須です。本当に同じ名前の学科でも、中身も進路もまるで違います。
(2)ブランド志向型
何が何でも国公立大学。
何としても早慶上理
最低でもGMARCH、最低でも日東駒専。
偏差値の高い大学。
とにかくイメージ優先の人です。
極端な話、同じ大学の様々な学部を手当たり次第に受験をするという人も出てきます。学力の最低ラインが決まっているので、勉強には迷いはなく、とことん向かいやすいという利点はあります。これに関してはブランド志向型も悪くはありません。
気をつけて欲しいのは、大学名に固執するので、本当に何をしたいのかわからないくらいに手当たり次第に学部をたくさん受験するので、油断するとあまり学部の内容を深く見ずに受験ラインナップを決める傾向にあります。
結果的に入学後に目標を失ってしまうことがありますので、入ってからの行動、大学生活の送り方を注意しないといけません。
前回が職業志向型と言えると思いますので、進路の考え方としては結局代表的なものは3つあります。
職業志向型、学問追究型、ブランド志向型です。
どの型になったとしても、自分にとって、家族にとって、幸せとは何かということを考えて欲しいと思います。
では、次回に続きます。