ファミラボ高校生&大学生

高校生の進路支援と大学生の就活支援のページです

高校生のステップ1の続き

ステップ1では、大学卒業後の自分を考えてきました。
今回もこの続きです。

将来の仕事を聞いてみると、「安定した職業」に就きたいということを話す人がいます。
安定した職業と言うのは具体的にどういうところですかと聞くと、真っ先に出てくるのが公務員です。安定した職業の代表的なイメージが公務員というのはわからなくもないですが、このイメージはぜひ取り払ってください。
安定した職業のイメージとして大企業を思い浮かべている人も多いと感じています。
公務員や大企業は就職したら将来安泰だということのようですが、これは大きな間違いです。

さて、あなたにとって安定とは何でしょうか?
安定した職業と話していた大学生にじっくり聞いてみたことがあるのですが、出てきた言葉を書き出してみます。
残業がない。
休暇が取りやすい。
福利厚生が充実している。
給料がある程度は高い。
倒産しそうにない。
・・・・
いろいろ出てきましたが、もしこういうことばかりを考えているとしたら、それはよい見方なのだろうかと少し疑ってしまいます。案の定、これらの言葉の根本には楽をしたいという気持ちがあるということが話をしていると伝わってきました。

ぜひ社会に巣立った時には、毎日が波瀾万丈とは言いませんが、ワクワク、ドキドキの連続で、日々自分が成長し続けることが可能な仕事を目指して下さい。
仕事になれるに従って、やりがいも見いだせるような環境に自分の身をおくことを考えて下さい。

ではあらためて、ワクワク、ドキドキした毎日を過ごしながら、安定して働けるということを考えていきましょう。
するとこんなポイントが出てくると思います。

(1)業界全体が成長している
(2)一定額以上の給料が安定して支給される
(3)コロナ禍でも需要が安定している
(4)リストラや企業が倒産するリスクが少ない
(5)適切なワークライフバランスが実現できる

簡単にポイントをひとつずつみていきます。

(1)業界全体が成長している
市場規模が広がっていく可能性があるかどうかは大事です。仕事をしていく中で求められる力、身につける力も広がっていくのは、後でふり返ると貴重です。

(2)一定額以上の給料が安定して支給される
これは大事です。基準としては個人的な見解ですが、手取りが一人暮らしをしても普通に生活できる金額だと思います。福利厚生で家賃補助とかがある場合も多いですが、これが仮になかったとしても生活できるかが大事です。

(3)コロナ禍でも需要が安定している
コロナ禍は突然始まり、仕事を失った人やお給料が激減した人もとても多くなっています。こういう場合でも影響を受けにくいというのが望ましいと思います。但し、今回は新型コロナでしたが、いつ何時、まったく別の危機が世界を襲うこともあります。大事なのはそういう時でも仕事を生み出し、創意工夫し、乗り越えることができる企業体質かどうかです。

(4)リストラや企業が倒産するリスクが少ない
これはリスクが少ないというあいまいな基準でしかありませんが、こればっかりは企業を見る目、人を見る目を養うしかありませんので、大学に入ってからの修行次第です。リストラや倒産のリスクは企業体質によっても異なります。

(5)ワークライフバランスが可能
仕事と私生活、両方とも充実できなければ、いい仕事はできませんし、いい私生活にもなりません。仕事を選ぶというよりも、自分の価値観や行動を鍛えるほうが近道ということも言えます。

ポイントをいろいろ上げましたが、仕事観は学び、考えることによって変化していきます。将来のことを真剣に考え、調べ、考え、様々な本も読んで知識を増やしていきましょう。
なお、根底にあるのは、どの大学の学生かとか、どういうことを大学で取り組んだかということよりも、自分の価値を高めるためにいかに専門性を持つ努力をし、ものの見方を広げたかが一番大事です。大学の4年間は同じ大学学部で学んでいても、とてつもない差がつきます。あなた自身がとても市場価値の高い人財(材の文字を私は使いません)になることが求められています。その結果としての社会人生活です。

では、次回に続きます。